#11 - raise11.com

細いロープに換える時は事前にテストを

このところ急速に細くなってきたメインロープ。軽いは正義のクライミングでは非常に重要な技術革新ではあるのだが、使う前にちょっと注意を。

二月か三月のアイスクライミングでの話。新調した7.9mmロープをダブルで懸垂下降。数値上は十分この細さにも対応しているはずの某有名ビレイ器を使ったところ、滑って超怖かった(アイスなのでロープが濡れてた&ほぼ新品&そのときの体重が85kgという三十苦もありの……)。いろいろ小細工をする余裕も無く、両手握力全開でテラスまでなんとか誤魔化し、残りはイタリアンヒッチに変えて降りる。
対応の数字だけを見て事前にマッチングのテストをしなかったのも悪いのだが、「いやあ今更だけどイタリアンヒッチって絶妙な制動だわ~」とか思いつつ、ロープが痛むので後で小径ロープに強いギアに買い直した。

ちなみにその7.9mmのロープ。もちろんUIAA規格をパスしたダイナミックロープだがかなり柔らかい。柔らかいと取り回しは良いのだが、いかんせん小径で軽い事もあってかとにかくよく引っかかる。下降のためにロープを投げると、途中に引っかかった分が引っ張っても何しても落ちてくれない。(9mmならちょっと振れば落ちるのに)
岩の溝(て言うかシワ?)、超細い小枝、そして苔!。とにかく少し出っ張っていれば何にでも引っかかり、引っ込んでいれば入り込む。半端な傾斜の所では最初の一発で上手く投げ落とさないと大変で、もし途中に草付きがあったら絶対引っかかる事請け合い、軽いから太さで2mmも無いような枝にまで乗っかってしまい、落とそうとして下手に引っ張ると枝に巻き付いて絡んでしまう。

でさっきイタリアンヒッチに救われた。と書いておいて何ですが、その結果のキンクがすさまじかった! いやあ凄い、知恵の輪か!ってぐらい凄かった。ごまかしごまかしあと少しで地面に到着ってところで、最初の件で用心してバックアップに入れたシャントのところでロープがロック。それがまあなんとつま先が地面に着いた瞬間!(笑)。クライマーなら想像できると思いますが、同じ宙づりでも命に関わりはないものの、見た目がバレリーナでしかも傾斜は出だしが一番キツいから登り返しにくかったり、他に誰かいたら確実に爆笑もの。あと50cmも下がれればいいのにぃー!。

でとっても苦労してなんとか解除。たぶん細くてももう少しロープが固かったらここまでにはならなかったんじゃないかとは思うけど、柔らかいほうが使いやすい部分もあるしねぇ……。

軽量化マニアで細いロープを考えている方、本番前に手持ちのギアとのマッチングをテストしといたほうがいいッスよ、いやマジで(^^;)。

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